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じゃがいもをすり下ろして作る料理で迷子になる その4

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広島ブログ

 

母の味を訪ねて三千里。

miine さんのじゃがいもチヂミのレシピをきっかけに、子どもの頃に食べた「じゃがいものお焼き」を再現していきます。

 

ポイントはふたつ。①ザクザクした食感と、②少しエグい感じの味を目指します。

 

ボクが小さな頃には、金属製のすり金で、じゃがいもをすっていました。指まで削り落としてしまいそうで怖かったのを覚えています。

 

これ、手がかりだろうと思いました。

 

ところが、おろし金、家庭用品を扱うお店を数軒回りましたがありません。どれもこれもおしゃれすり下ろし器ばかりです。

 

イオリちゃんの紹介で、広島市中区堀川町、広島パルコ近くの中村屋さんでおろし金を買いました。

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銅製の手打ち商品もありますが、かなりお高いので、ステンレス製の機械加工品(1,580円・税込)を買いました。

 

使い方も教えてくださいましたヨ。
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すり金に、上下運動ですり下ろすと「粗く」、回しながらすり下ろすと「細かく」下ろせるとのことです。

 

ザクザクした食感は、粗く下ろしたに違いないとひたすら上下、上下で下ろします。
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指がー指がー、あの感覚もよみがえって来ます。

 

そして、そうそう、すり下ろすとこんな風にじゃがいもが黒く変色してたよ。懐かしい。
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ボクの元々持ってるセラミックのすり下ろし器だと、黒くならないのはナゼ??

 

黒い汁を残したまま、
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小麦粉と片栗粉を大さじ1ずつ、お塩 小さじ1/2、生卵1個を入れます。

 

後は、かき回して、生地の出来上がり。
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そうそう、この色。覚えがある。

 

あとは、ごま油をなじませた鉄板にお玉ですくった生地を流して焼きます。
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ちょっと、上手になったかな。

 

両面、ちょっと強火でいい焼き色になるまで。
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いい香り。じゃがいもなのにね。

 

ちょいとつまめる大きさがいい。
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一口食べると、ザクザクという感じではないけど、そうそう、この食感。

 

そして、舌先に痺れる感じがあります。「エグい味」という表現は適切ではないとここで思いました。

 

だけど、このちょっとだけ痺れる感じが懐かしい。

 

すり金でおろした、あの黒い汁はアクなのかな。そのアクがこの痺れる感じにつながるのかな。

 

懐かしくて、オタフクソースをかけて食べてみた。
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「どうして父ちゃんがおらん時にごちそう作るの?」と言ったあの味が再現できました。

 

イオリちゃんは、ノーコメントでした。

家庭の味ってそんなものです。

 

さらに「じゃがいもをすり下ろして作る料理」をボクらの定番料理とするために、旅を続けます。

 

いよいよ明日でシリーズ完結です。

 

広島ブログ

【調理日】

2020年5月23日

【じゃがいもチヂミ】

オリジナル レシピ

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