⑦パパさんの企画に今月も参加させていただきます。
⑦パパさん、今月もお題をありがとうございます。
勤め先に社員旅行の慣習はありません。ただ、大きなプロジェクトに取り組んだある年に課内で旅行に行こうと盛り上がって、観光バスツアーに申し込んだことをきっかけに課内旅行を3年ほど続けたことがあります。
観光バス後ろ半分を陣取った上に、大きなクーラーボックスを積み込んで、出発するや否や酒盛りを始めて…バスツアーだから一般客もいるので、やはりそれは迷惑だろうと。
翌年は、バスを借りた上で課内旅行へ出かけました。さらに大きなクーラーボックスを積み込んでの移動宴会場です。
中型バスをお願いしてたけど同じお値段でサービスとのことで大型バスがやって来て、何とまあ贅沢な配席でした。
旅館に到着する頃には、アルコールも抜けて、宴会本番開始です。
南国土佐の夜は、鰹のたたきに始まり…
みんな飲んでばっかりで、刺身が余る余る。
もう、12年も前のことです。
翌日は、屋形船で四万十川遊覧です。
飲み物は持ち込んでくださいとのことで、酒舟をチャーターしなきゃねと冗談を言いながら乗り込みます。
お腹はいっぱいなんだけど、つまみながらまた一杯。
また、来年も行こう!と盛り上がってね。
ただ、小さなお子さんを持つ社員は1泊でも家を空けることなんてできないんですね。だから、それぞれの家庭の事情にも配慮しようと、翌年は県内観光旅行に変更して、宿泊地も広島市内から近いホテルを選択しました。そして昼のバス旅行だけの参加もOK、夜のホテル宴会だけでもOKとしました。その配慮が良かったのか悪かったのか、その年は課長が夜の宴会から合流することになって…
県内の観光地で思いのほか盛り上がって、ホテルへのバス到着予定時刻から大幅に遅れました。そこで宴会スタートを遅らせようと(課長抜きで)打ち合わせてから、入浴したり、買い物したりとそれぞれ行動してたら…
後から合流した課長が宴会開始時間を遅らせたことを知らされていなかったことに激怒して、ホテルのロビーに呼び出した課長補佐を説教し続けていたという。
課長補佐は、バス内でお酒飲み続けてたから顔は真っ赤で、浴衣着て、ずっとうなだれたまま説教を聞くという。その姿を遠巻きに心配する部下一同。
ボクらを代表して怒られてくれる課長補佐のはだけた浴衣の胸元が物悲しくて、この年を最後に課内旅行はたった3年で無くなりました。
コロナ禍が明けても、もう、社員旅行なんてしないんじゃないかな。みんな自分の時間を大切にするようになったし。
みんなで何かを楽しもうとすることを是とはしない風潮になりました。
丸い背の浴衣上司がまかせとき 安芸ときたまご
【訪問日】
2009年3月20日