「ワン」パーティー⑥「ココと言えば蕎麦でしょ」
三瓶山周辺では、三瓶在来種を使う「三瓶そば」です。
三瓶そばは農水省が伝統的特産品として認めるＧＩ登録商品です。
三瓶山に来たからには蕎麦でしょ！
島根県立三瓶自然館サヒメル新館入り口に三瓶そばのお店があります。
本館で観覧料を払い、館内を通って新館へ移動してもお店へたどり着けます。
「そば処はないかだ 三瓶店」です。
土日・祝日限定で営業しています。
平日と冬季は山を下り、大田市の町中で営業しているそうです。
入店すると席に案内されます。
やがてお茶が用意され、注文します。
施設内に入っている飲食店では珍しく、食券制ではありません。
しかし「三瓶そば」とは、まだまだ知られた存在ではないと思います。
そばは交雑しやすいそうで、「三瓶在来種」と言うには管理が必要でしょう。
元は、火山灰でできた土地は水はけが良すぎて痩せた土壌になりやすく、そのような土地でも育つ作物としてそばの栽培が奨励されたことにあるそうです。
近年では栽培農家の高齢化などもあり生産量が大きく減少していたところでしたが、21世紀に入る頃からじわじわと栽培面積を広げてきたとのことです。
ＧＩ登録が生産者の誇りにもなり、「三瓶そば」の人気も高まっているようですよ。
三瓶そばを食べられるのはこれらの店舗です。
※ 三瓶そば振興協議会作成「三瓶そばマップ」
三瓶といえば有名な「三瓶バーガー」の店があり、そちらは今日も賑わっていましたが、
こちらに偶然来店したお客さんは「蕎麦も食べたいと思うけど、まさかこんなところで食べられるとは！」と驚いていました。
そして「すごく美味しかった。いつからここで営業しているのですか？」と尋ねるお客さんが３組続きました。
それだけ認知度が低いのでしょうが、待たずに食べられるのはボクらにはラッキーなことで。
一番人気はこれ。わさび飯つきの「三瓶三昧」です。
イオリちゃんは「すだちそば」900円（税込）を注文しました。
祇園 原了郭の黒七味も一緒に用意されました。
すだちのスライスをそばの上に並べて、見た目も楽しめます。
これは解説要らぬ爽やかな一杯です。
ボクは人気の「三瓶三昧」1,300円（税込）を注文しました。
先ほどの「三瓶そばマップ」のお店で食べられる共同企画商品です。
三瓶そばは実が小さく、香りが強く上品な甘味が特徴です。
出雲そばとは違い、そばの皮を剥くため淡い色に仕上がります。
わさび飯はすりおろし後の５分が勝負だそうで、そばと同時にいただきました。
伏流水で育つわさびも地元の名産です。お米も三瓶山の湧水で育ちました。
中国山地にはわさびが名産の場所がたくさんありますね。
寂地峡レストハウス「菩提樹」 名物ワサビ丼 - お茶にしよっ‼︎
出汁醤油をかけまわしていただきます。
美味いは言うまでもなく。
甘く香りの良いわさびです。辛くはありません。
これは贅沢ですよ。
そば湯、山芋おろし、薬味、蕎麦つゆ、どれも手抜かりなく。
そば湯がとろりと
すごく美味しいのでこれも驚きました。
ピンシャキのそばです。
多くのお客さんがうまい美味いと言いながら帰った意味がよく分かります。
ざるそば、かけそば、それぞれ800円（税込）からあります。
PayPay 支払いできます。
ポイントカードもありますよ。
ところで「店名の「はないかだ」って何だ？へんてこりんな名前！」とイオリちゃんに聞くと、
「桜の花が散って水面で筏のように浮かんでる様子だよ」と即答でした。
ボクの知らない言葉をたくさん知ってます。
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【訪問日】
2023年6月18日
【そば処はないかだ 三瓶店】
電話番号 090-1010-8607
https://www.instagram.com/hanaikadasoba/
【そば処はないかだ 大田店】
電話番号 090-1010-8607
