「ワン」パーティー⑦「ついでに行きたいナンバーワン」
このたび、目的地を調べる中で、
島根県立三瓶自然館サヒメルのそばに「さんべ縄文の森ミュージアム」なる施設があるのを見つけました。
その関連性は全く知らず、これはついでに行きたいなと思いました。
結局、島根県立三瓶自然館サヒメルに行き、ここも絶対行くべきだと思いましたよ。
サヒメルには埋没林の実物標本と地層の実物が「はぎ取り標本」で展示してあります。
それらを掘り出したのがこの場所です。
サヒメルからは、道路標識に従えば到着できます。
ただし、標識は「三瓶小豆原埋没林(さんべあずきはらまいぼつりん)」です。「さんべ縄文の森ミュージアム」で標識はないので注意してください。
とうちゃこ
駐車場も広く、綺麗な施設です。
サヒメルと同日に見学するなら、観覧料レシートの提示で割引があります。
入場券では割引できませんので要注意です。
施設内は2つの棟で構成されます。
「縄文の森発掘保存展示棟」「根株展示棟」の2棟です。
まずは「縄文の森発掘保存展示棟」へ入ります。
「縄文の森発掘保存展示棟」はエレベーターもあります。
「小豆原」と呼ばれるこの辺りで、水田整備工事をする際に掘っても掘っても続く巨木が見つかったそうです。
その際は、その価値など分かるはずも無かったようです。
その後、火山研究者の松井先生が当時の工事写真と出会ったことで、三瓶山の火山活動を紐解く貴重な資料が土中に埋もれている可能性を指摘したことで発掘調査につながったそうです。
刃物を当てると、杉の香りがパッと広がり、4000年前の姿で埋もれたままだったとのことです。
土中の自然の保存庫で生きていた樹木を守るために、日光を遮るためにこの施設を作り、木々もトレハロースで砂糖漬けにして保存性を高めているそうですよ。
残念ながら、広葉樹の古木はその処置をしても朽ちてしまったようです。
天井を見上げると、こんな立派な施設です。
調湿してあると思いますが、これだけの大きな空間をコントロールすることを考えると気が遠くなります。
一旦外へ出て、根株展示棟へ。
こちらはエレベーターはありません。
中へ入ると、螺旋階段があり、それをひたすら下りながら巨木の大きさを体感できるようになっています。
節電のため、見学を終えたら消灯します。
ボクら見学中に間違って電気を消されて、悲鳴をあげました。
下にいる時に電気を消されると真っ暗なんです。
電気が消えた瞬間、お先も真っ暗な気がしましたが、気づいてくれて無事でした。
4000年の時を超えた杉の巨木の切株が、目の前で見られます。
貴重な遺産ですから、大切にご覧くださいね。
出土木を使ったキーホルダーがあるようで、現地でしか買えないようです。
知らなくて、そんなん言われると欲しくなります。
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【訪問日】
2023年6月18日
【さんべ縄文の森ミュージアム 三瓶小豆原埋没林公園】
電話番号 0854-86-9500