⑦パパ様の企画に今月も参加させていただきます。
⑦パパ様、今月もお題をありがとうございます。
12月の同じお題は「恥ずかしい料理」 - ⑦パパの「頭の中は575」
「恥ずかしい料理選手権」
物心ついた時には、生活の中にネコがいました。捨て猫を父が拾ってくる。今は保護猫って呼ぶみたいだけど、まがいもなく「捨て猫」でした。
明らかに虐待を受けていた猫、ドブ柄でブサイク過ぎて貰い手のない子猫など、どこで見つけたのかと言うような猫ばかりです。
聞けば、排水溝の中だとか、幹線道路脇に捨てられてすり寄ってきたとか、まあ誰かが助けてあげないと間違いなく死を待つだけのネコでした。
そんなネコには、カリカリのペットフードもあげるけど、ねこまんまが夕方に作る定番の餌でした。
あのね、ドブで拾ったネコだけど、食材の煮干しと花鰹は乾物屋で手に入れるようなものでしたよ。
【ボクの家のねこまんまの作り方】
煮干しを乾煎りします。
煮干しの香ばしいかおりがしてきて、ここでシロとチョビが走ってやってきます。
そう、父も母も忙しかったので、小さな頃から見よう見まねでボクがネコの餌を準備してました。
ご飯を入れ物によそって。
お米は作ってたから、ご飯は売るだけあった。
最初に花鰹をたっぷり入れてね、
まだ混ぜない。
乾煎りした煮干しを指でほぐしていく。
熱いし、骨が指に刺さるし、いいこと全くないんだけどボクの足元でチョビがスリスリしてるから手を止められないだけで。
しっかり混ぜる。
ここら辺で、あ、これ人間が食べてもうまいに違いないよと思いながらシロとチョビにやる。フガフガいいながら喜んで食べるのはチョビだけ。
シロは全身真っ白でオッドアイの美人さんでした。自分のことを貴婦人だと思っているのか、ボクの作るねこまんまは食べませんでした。
そのうち、シロが食べないんならと、醤油をさっとかけ回してみました。
ミーミーと耳の中でエラー音がします。
それねこまんまだよって。
知ってるよ。ボクもネコだから。
ボクとチョビとねこまんま。
花鰹にプラスワンの乾煎り煮干しがたまらんです。
足元でチョビがフガフガ食べるねこまんま、そのそばでボクが食べるねこまんま醤油まぶし。今でも時々作って食べてる。
恥ずかし〜‼︎
そのシロとお別れの日は、ねこまんまを口元に指先で差し出したけど、やっぱり食べなくて雪降る日だったから、ずっとさすってあげていました。
息絶えし猫よまんまに牡丹雪 安芸ときたまご
私のビッグニュース
本業も副業もとても忙しい一年でしたが、ブログを始めました。
ずっと読むだけだった「広島ブログ」に飛び込んでみようと思ったのがちょうど1年前です。
「偽レブの会」なんてすごく楽しそうで。ブロガーさん同士がつながって交流するって、この広島ブログならではですね。
そして、ボクらは顔出しもできない中で、なかなか、みなさんとの距離感が掴めない一年でもありました。
ボクとイオリちゃんという登場人物設定も、受け入れてもらえるか拒絶されるか分からなかったけど、一年続いたら三年は続けられるかなと思っています。