「すずめのラーメン」とは、広島市民に愛されるソウルフードです。皆さんご存知のとおり、東観音町にあった有名店で、2015年4月に惜しまれつつ閉店しました。
中華そばと小瓶ビールのみというメニューで、さっと食べてさっと帰るお店でした。午後3時から営業開始という不思議な営業スタイルで、それっておやつ???と疑問に思っていました。
晩年、スープにブレがあるだの、味が変わっただの評論されることも多かったですが、元々はご近所さんが足繁く通い、愛されたお店でしたよ。
ボクが小学生の頃の話、級友のAくんが、すずめへ晩ごはんを食べに行き、その事を日記に書きました。Aくんはただ、すずめでラーメンを食べたら美味しかった、だからこれは担任の先生に教えてあげなきゃ!って気持ちだったと思うのですが、なんと先生はその日の帰りの会で日記を読み上げました。
同級生からは、いいな、いいなの大反響で、Aくんは勉強嫌いで普段は目立たない児童でしたが、その日ばかりはヒーローでした。実際、普段は猫背のAくんが背筋を伸ばし、エッヘンとばかりに歩き、神童かのような姿でしたよ。
さて、中区舟入幸町に構えるこちらの「すずめ」さん、経緯はあちこちで書かれているので割愛しますが、新規オープンの際には、開店祝いの胡蝶蘭に関上タツ子さんのお名前があり、すずめファミリーの流れは脈々と受け継がれているわけです。
ずっと屋台時代の屋号の「寿々女」を暖簾に使っていましたが、今は「すずめ」に戻りました。
東観音町時代には、お店に入ったところに整理券発券機があって、
こんな札が出ていました。今は、券売機で注文して、食券を店員さんに渡すと代わりにもらえる札として活用しています。
イオリちゃんは「中華そば」700円(税込)を注文しました。
65年愛された味を謳う、昔ながらの中華そばです。
豚骨醤油ラーメンで、チャーシューはやや厚めです。
青ねぎにもやしはど定番ですね。
ボクは「チャーシュー麺」850円(税込)を注文しました。
丼にぐるりと乗せたチャーシューです。
ここで営業始めた頃のチャーシュー麺は、
このヴィジュアルでしたが、チャーシューも厚めになって変わりました。
ボクは東観音町の頃のチャーシューが苦手でした。
今のチャーシューは大好きです。
すずめと言えば、やはりこの麺で、
無限にすすりたくなる不思議な中華そばです。
スープも昔のすずめに限りなく近いと思います。
四川料理を学んだという息子さんが作る「紅辛そば」も食べてはみたいですが、ここに来ればオートマティックに中華そばポチってるんです。
お店の前は、電車通りからの一方通行です。ここは警察官が、バイクで、パトカーで、徒歩で、と足繁くパトロールする「入れ食い」エリアですから十分気をつけてくださいね。
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【訪問日】
2021年9月18日
【中華そば すずめ】
電話番号 082-293-9500