⑦パパ様の企画に今月も参加させていただきます。
⑦パパ様、今月もお題をありがとうございます。
ボクは体育が嫌いです。だけど苦手ではありません。
逆上がりも、跳び箱も、縄跳びもやってみなさいと言われれば、何なくできてしまう子どもでした。
ただ、ボクは「競争」とか「勝負」からは逃げたくなる、闘争能力の備わっていない生き物なのです。
© 2004 Studio Ghibli・NDDMT
競争することは体育に限らず勉強でも嫌いです。戦いは嫌いです。
勝負事なら、1回戦で負けるよう始まる前から願っています。ただし、手は抜きません。
高校3年生の秋、体育のバレーボールの授業で、そんなボクにアタックを打ち込むチャンスがやってきました。
ネット際で高く跳ぶ、ネットに当たらないように体をひねる。それで上手く着地できずに右手を突いてしまいました。
それで呆気なく右手首を骨折し、ギブス生活となりました。ボクの利き手は右手。受験前の大事な時期です。
滅多に怒らない父も、帰宅したボクの手を見て大きな声を出しました。でも、不意に大声を出したことを気にしてか、その晩はご馳走でした。
やっぱり勝負事は自分には向かないと改めて思いました。
書けぬ手も秋の味覚で箸握る 安芸ときたまご
⑦パパさんの添削をもとに
折れた手も実りの秋に箸握る 安芸ときたまご
で、どうじゃろか。
⑦パパさんより
助詞と動詞を変えてみました。
折れた手で実りの秋の箸を持つ ⑦パパ
折れた手で箸を握りて秋刀魚食う 安芸ときたまご
【スタジオジブリ】