「コロスキン塗ったけど、血が止まらない」って、帰宅したボクにイオリちゃんがボソッと言う。
ここでイオリちゃんにききたいことがふたつ。
「まずは、コロスキンってなんじゃ。」
指を差し出すイオリちゃん。確かに出血が止まってない。だけど、出血部位になにやらゼリー状のものがある。
コロスキンとは、水絆創膏のようです。
「どうして、指を切ったの?」
キャベツを千切りしてて、切ったらしい。
イオリちゃんの千切りは、ボクのリクエストに応えたザクザク食感を残した切り方。
出血部分は自主規制で。
ボクだったら、傷口を水で洗って、絆創膏を強く巻いて血を止めるけど。
化膿しそうなら、ゼリー状マキロンを塗って、すぐに絆創膏巻いて、血が止まったらすぐに外して終わり!
「止血するには、圧迫するのが一番だから、絆創膏をやや強く巻くのが一番だと思うけど。」
強制する意味ではなかったけど、イオリちゃん、すぐに絆創膏を巻いてて、
その姿を見て、
「いつも、ごはん作ってくれてありがとう。」
感謝の気持ちは、口にしないと伝わらないものです。