⑦パパ様の企画に参加します。お題は「雑煮」。
出身地が自分と違う人と雑煮の話になると、その違いが面白かったりするのですが、当の本人は自分のところの雑煮を「普通」だと思っています。
だから、「どんな雑煮?」と聞くと、大抵、『普通だよ』と返されます。それで、よく聞いてみると、あれーそんなもの入れるの?ということになったりしますよね。
ボクとイオリちゃんも、そんな感じです。
「ボクは、白菜にハマグリ、カマボコを入れた普通の雑煮。餅は嫌いだから、ひとつも入れないの。」
すかさず、『餅が入ってなかったら雑煮じゃないよ。』とイオリちゃん。
そんなイオリちゃんの雑煮は、「餅と、もみ海苔をたっぷり入れて醤油で仕立ててね、仕上げに鰹節をかけた普通の雑煮。」
「ウップルイノリが手に入ったら海苔に変えて入れるの。」
ウップルイノリとは岩海苔で、漢字で書くと「十六島海苔」だそうです。高級品です。
「ところで、雑煮の写真ある?」って探してもらったけど、やっぱり、自分のは「普通」だと思ってるから写真なんて撮らない。だから、お互いに写真は、ない!
代わりに、見せてもらった写真が「赤貝」。イオリちゃんの里ではこの時期に、よく食べるんだって。ただし、産地ではないそう。
雑煮は違うけど、共通してたのは、必ず母ちゃんに「お餅は何個食べる?」と毎回聞かれることでした。早く答えないと怒られるのも共通してて。
そんな情景で一句。
餅いくついつも聞かれる雑煮かな