中区河原町の食事処「さざんか」。外観は居酒屋かなと思う。いや、駐車場もあるから、やっぱりお食事処かな。
営業中はいつも賑わっていて、車で通りかかるたび、行ってみたいと思っていました。お店に灯る灯りからかな、佇まいからかな、いい予感しかしない。
午後9時過ぎにお店へ。店舗前の看板からいろいろ食べられるお店だと分かります。
お店はカウンターだけの奥に長いレイアウトです。2組6名のお客さんが食事とお酒を楽しんでいました。
お年を召した店主と調理を担当する娘さんで営業しています。
「とりあえず、生ビール」便利な言葉です。メニュー見る前のつなぎ言葉です。
つきだしと共に出されます。ビールジョッキはキンキンに冷やされたもので出されました。
生ビールは、おかわりする時にはジョッキに継足しでなく、新たにキンキンに冷やされたジョッキが準備されます。やっぱり、ジョッキはキンキンに冷えてなくちゃね。
さて、そのつきだしですが、厚揚げおでんと、
ごぼうサラダです。つきだしから、いい予感は的中です。すごく味付けがいい。
さて、メニューは、
和洋混在のすごいメニュー数です。これ、ある程度の予習が必要でした。
これだけのメニュー、食材を揃えるだけでも大変。
「白肉の天ぷら」を注文しました。カウンター越しに目の前で揚げてくれる様子が見えます。
塩胡椒でいただきます。噛むとジュワッと旨味が溢れてくる。柔らかい肉質だけど、それなりに歯応えがあって、うまい。
「タコの天ぷら」も注文しました。
タコにはナスと大葉、シシトウの天ぷらも添えられていました。
やっぱり、タコは天ぷらがいい。
タコは噛めば噛むほど旨味が出てくるけど、天ぷらにするとすごく食べやすくなる。
ただひたすら、幸せ。
タコは天つゆでって。
この天つゆ、しっかりした味のものです。薄めの天つゆを出すお店もあるけど、ボクらはこのしっかり天つゆが好きです。
まあ、お酒と一緒にいただくから濃いめにしてるんだろうね。
続いて「ナス田楽」を注文しました。
ナスはこうして食べるのが「ウマイ」と主張してくるようでした。
注文すると、ナスが丸のまま準備して調理を始めます。
実際、これが美味い。
ナスの皮が絶妙に外れていて、身も皮を別々にいただけるから、それぞれがベストの状態で食べられる。
ナスの皮は皮で美味しいけど、身と皮を同時に食べると、どうしても皮の食感が残って何となくモヤモヤします。それがなくてスッキリ旨い。
最後に「刺身盛り合わせ」を注文しました。
お刺身を単品で注文しようと思ったのだけど、何にするか決まらなくて結局、最後に刺盛を注文することになりました。
一口いただいて、あ、これは日本酒だよと思って、
熱燗いただきました。
ちなみに、今日のお料理は全部、一人前です。
他のお客さんは「定食」1,250円〜(税抜)を注文して、「生ビール」500円(税抜)を飲む方が多かったです。そうするとさらにお安く仕上がる。定食のおかずの盛りも多いですよ。十分お酒が飲める。
もうひとつ「晩酌セット」1,500円(税抜)は小鉢二品に刺身とドリンクがついてくる。想像つくように、小鉢も大きくて、刺身も盛合わせになるからこれまたお安くいただけるようです。
さらに「タンシチュー」1,300円(税抜)も大人気のようです。
こちらのご主人、老舗洋食店にお勤めだったようです。入店した時から、イオリちゃんは「タンシチュー」にロックオンしていたようです。
また行こうと思います。ごちそうさまでした!
【訪問日】
2020年11月5日
【さざんか】
電話番号 082-293-9475