じぞう通りにある老舗お好み焼き店「もり」に行きました。
広島県人なら誰しもひとつは持っている、「近所の馴染みの店」と言えばいいでしょうか。
店内に入ると、中央に鉄板があって、そこをぐるりとお客さんが囲む昔ながらのスタイルです。
調理は奥様が、注文や支払いなど諸々のオペレーションがご主人が担当するご夫婦のお店です。
ここは広島市内に数多くあるお好み焼き店では珍しい「大福ソース」を使っています。
ソースをブレンドして、独自の味を作るお店がある中で、もりさんはソースボトルから直接使っています。
つまり、「もりのお好み焼き」=「大福ソース」ということになります。
大福ソースはオタフクソースほど甘くはない。
大福ソースは株式会社ハナキさんが販売するお好み焼き店専用のお好みソースです。
製造はオタフクソースに委託しています。
だからかな、
暖簾はおなじみオタフクソースですね。
大福ソースは、「うどん」がオススメだそうです。
うどんを鉄板に出した後は、ひたすら放置で焼き続ける。
キャベツにもやしをのせた後は押し付けない、ひたすら野菜を蒸らすように焼き続けます。
うどんがオススメですが、
イオリちゃんは「そば、肉玉入り」700円(税別)を注文しました。
鉄板はフチまで熱く、食べ始めてもどんどん焼けていきます。
それが苦手なら取り皿を使ってもいいし、最初からお皿でお願いしてもいい。
ボクは「もりの一押し」900円(税別)を注文しました。
もりの一押しは、うどん、肉玉、イカ天、ねぎかけです。
ネギがたっぷり。イカ天入りを頼んだのはボクは初めてですが、皆さんイカ天を好むのがよく分かりました。
そしてここは、最後の卵が超半熟仕上げなんです。
おすすめだといううどん、やや細いかな。角のない丸い麺だからソースをまとってうまうま。
鉄板は年季が入っていますが、調理する奥様が手にしているヘラのすり減り具合も歴史を感じました。
あとから入って来られたご夫婦は、そばとうどんを1枚ずつ注文していました。
うどん推しだけど、やっぱり好みでそれぞれいいんですよね。
そうそう、ここは真夏でも冷房がないから、汗をかきかき食べなきゃいけないんだよ!と聞いていましたが、
バッチリ冷房が付いていて、店内は快適でした。
これはお客さんのためにということもあるだろうけど、高齢と言えるこのお店を経営するご夫婦のために取り付けたのではないでしょうか。
この大きなエアコン、お好み焼き何枚分だろうか。
ごちそうさまでした!
【訪問日】
2020年7月18日
【お好み焼き もり】
電話番号 082-241-5358
【株式会社ハナキ】
住 所 広島市中区千田町3丁目12-3
電話番号 082-241-6135