呉のパワースポット「源宗坊寺」へ行きました。
源宗坊寺から麓への一帯は、網の目状に道路が入り組んでおり、住民でなければどこを進むのがベストか分かりません。
そんな訳で、カーナビに目的地をセットした結果、非力なボクの車で登れるのだろうかという急坂を案内されました。
かつて悲鳴を上げる係だったイオリちゃんは怖い道にすっかり慣れてしまって、ボクが悲鳴を上げるという…
源宗坊寺の公式サイトにアクセス路が紹介してあります。訪問の際は、ご確認をお願いします。
道路を上る途中、最初に迎えてくれるのが「仁王像」です。
筋骨隆々とは感じられない仁王像ですが、柔らかで優しい、そして愛嬌ある姿に好感が持てます。
源宗坊寺は、このような「彩色コンクリ像」で有名です。
駐車場からお寺に続く急坂に案内図がありました。
看板にあるように、
源宗坊寺は、稲田源宗により1906年に開山された真言宗の寺院です。
寺院内は竹林や落葉樹林に囲まれ、四季折々の表情を見ることができます。
ただしアップダウン激しく、足元には十分ご注意ください。
途中、柵が設けてあります。
境内を荒らすイノシシ対策です。出入り後は速やかに閉めてください。
ここは名水も有名です。
軍艦に積載して赤道を越えても腐らない名水が湧水することが、呉に軍港ができた理由のひとつだそうです。
休山の伏流水で超軟水です。
この手水も飲めるそうです。
出世地蔵
ボクら普段は出世欲など持ち合わせていないはずなのに、このお地蔵さまに出会った途端、水をかけて願っていました。
もしや、世界征服…?
武器(剣と羂索)を手にした不動明王、かなりのサイズです。
この仏像だけは、険しい顔をしています。
実は胎内仏であり、
その足元には、左足の裏と
左手だけが造られており、ここを下端とした大仏が完成するまでに至らなかったわけです。
完成すればおよそ30メートルの大きさになるとのことで、ひょっとして教科書に載っていたかも!と想像してワクワクします。
そんな幻想的な大仏を作ろうとした稲田源宗坊は、この修験洞で3年間もの荒修行をしたのだそうです。
口にしたのはわずか木の根、木の芽のみだそうです。
修験洞内には入ることができます。
厳かな空気感で、背筋が思わずピンと伸びました。
修行後に仏像を作り、それぞれ入魂したそうです。
毘沙門天の着衣の裾にムカデが這い上がっており、ヒャッと思いました。
知らなかったですが、ムカデは毘沙門天の使者だそうです。
どの仏像もリペイントしてあると思いますが、出来上がったときのイメージは引き継いでいると思います。
(左)聖徳太子、(右)昇り龍(不動明王の使者である金剛童子と共に)
(左)下り龍(善女龍王と共に)
(右)焔摩天
焔摩天と閻魔大王の違いがよく分からないのですが、実に恐ろしげです。
ボクら真夏の炎天下(13時到着)に源宗坊寺でパワーを授かりました。
あ、あまりの暑さにグロッキーでした。
イオリちゃんは、途中「ここで待っとく」って動かなかったし。
紅葉の季節に、再訪問したいと思います。
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【訪問日】
2023年8月9日
【源宗坊寺】
電話番号 0823-21-5626