
遅い夏休みをいただいて、瀬戸内海の西側をくるりと周遊しています。
大分県は国東半島を中心に磨崖仏(まがいぶつ)がたくさん見られます。
磨崖仏とは岩肌に掘られた仏像のことです。
大分県には加工しやすい火砕流が冷えてできた岩石が多くあり、仏教信仰も深い地域であったため磨崖仏が多く見られるそうです。
しかし長年の風雨にさらされた結果、風化が激しくもはや磨崖仏に見えないものもあります。
そんな磨崖仏を巡るには、大分県教育庁文化課が作成する「おおいた文化財ずかん」が便利だと思います。磨崖仏で検索してみてください。
また、個人で運営されていると思われるサイトが地図付きで見やすいと思いました。
「石の仏」日本全国の石仏を写真とともにていねいな取材をもとにまとめられています。
さて、臼杵市(うすきし)に国宝の磨崖仏があると聞いて佐賀関港からまっすぐ向かいました。
「国宝臼杵石仏」

ここの磨崖仏は建屋で守られています。
この日は昼前から、台風15号による雨が激しくなりましたが、屋根の下で観光できます。

照明完備で、お姿もはっきり見ることができます。
なんて素晴らしい施設!さすがは国宝です。

雨は傘を激しく叩きつけます。
この日ここで出会った観光客は2組だけで、ある意味ラッキーな時に来ました。
ところでボクら仏像に詳しい訳ではありません。
そこでここからは印象に残った磨崖仏を取り上げます。
「阿弥陀如来三尊像」

臼杵石仏の磨崖仏は4カ所に分かれて存在し「ホキ石仏第二群」「ホキ石仏第一群」「山王山石仏」「古園石仏」の順に回るようになっています。
阿弥陀如来像は最初の「ホキ石仏第二群」にあり、最初に出会う石仏です。
衣紋(衣のひだ)の表現や顔立ちの美しさなど、まるで木製の仏像を見るようでおったまげ ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ ました。
それで、万人に興味を持ってもらえるようこんな仕掛けがあります。
振り切れた展示説明、臼杵市教育委員会さん、知恵を絞り出してやったね👍
つまんない展示説明よりかなり良い。イオリちゃんも絶賛です。


お顔が欠損しており、自ら防衛の先頭に立たれたのか!って要らん想像を掻き立てられます。
うつけ者が!まったく不謹慎な‼︎ と断罪されそうですが、空想はフリーダム、空想は治外法権、空想は無料なのだ。
「地蔵十王像」鎌倉時代の作とされます。

石仏も本来は彩色してきらびやかに仕上げたそうです。
ここは窪みの中に石仏があるため、色彩が残っているのだと思います。
そして、中央の地蔵菩薩の足元に注目👀
四角い穴があいてます。
これがあちらこちらに見られるのですが、これは公式見解では「経典を納めるための穴」とされています。
ほぞ穴のようにも見えるので、木材をかませていたのではないかとボクは思いました。
元々、建屋があったか建屋を設えようと計画していたか、そんな想像をしました。

色が入るだけでも美しさが倍増するように感じます。
地蔵菩薩半跏像(はんかぞう)は「法務大臣」に指名されました。

『正義の遵守と公平で適正な法執行で、地獄堕ちを0にします!』だそうです。
「山王山石仏」は急な階段の上にあります。
ここ以外はバリアフリーで車椅子でも回れます。
「山王山石仏」には、左右に脇尊の如来坐像
中央には大きい如来坐像が据えられています。
口元がとてもかわゆい童顔さんです。

通称「隠れ地蔵」と言われているそうです。平安時代末期の作とされます。
そして臼杵石仏の目玉 Ꙭ!!! は、
「大日如来像」
日本の石仏の最高傑作と言われています。
かつて頭部は台座に安置されていましたが、1993年(平成5年)に修復され身体と合体し今のお姿に戻ったそうです。

福耳じゃね!
このように修復作業がていねいに行われ、仏像の美術的価値も認められた結果、1995年(平成7年)に59体が国宝に指定されました。

供花も造花でなく生花です。
ホンモノには本物が似合います。
︎︎ □▫お知らせ▫□
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第一次美仏内閣
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イオリちゃん入閣です。
檸絞大臣(れんしぼだいじん)
焼き魚、唐揚げ、ハイボールの席で必ず呼ばれる大臣。
敷地内には公園が広がり、ハスの花畑や心の小径があります。

「古園石仏」から見える景色に大きなハートマークがかくれています。
見つけたらちょっとだけ良いことがあるかもしれないって。
願い事を投函できます。

台風15号襲来中につき、
旅の安全祈願、切にお願い申し上げます。
イオリちゃんの願い事をふと見ると、
「二人でいつまでも健康で一緒にいられますようにお願いします」と、
何も言わなかったけど、ジンときました。

およそ50分の滞在で、国宝臼杵石仏を後にしました。
大分市を経て、本日の宿「鉄輪温泉」を目指します。
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今回もパンダマスクは「Season Stock Iroha」さんのフリー素材を使っています。いつもありがとうございます。
【訪問日】
2025年9月4日
【国宝・臼杵磨崖仏】
