島根旅3日目
目のお薬師さまとして信仰の厚い「一畑薬師」へ行きました。
スイッチバックする形の珍しい駅でした。
どうしてこんな珍しい駅なのか不思議で調べてみると、戦前までは一畑薬師の階段下まで線路があったのだそうです。
一畑電車は出雲から一畑薬師へ参拝者を運ぶことが目的で計画が始まり、一畑電車の名の由来は一畑薬師から来ているそうです。
2023年7月の災害により妙見一畑山線が通行止めとなり、迂回路を通ってアクセスするようになっていました。
ところで、この辺りでは 1979年から「一畑薬師マラソン」が開催されています。
およそ 2.6km のぐねぐね急坂を駆け下り、最後に待っているのが一畑薬師への 1,138段の石段上りだとか!
さらに石段登り口を通過する制限時間があるため、石段を駆け上がれる余力を残すことはできない!
なんて過酷なマラソンなんでしょう!
今年はコースを変更し、5km コース限定で開催されるそうですよ。
話は戻り、広い駐車場から一畑薬師さんへ歩きます。
本当にここで良いのか心配になるくらい観光客の車が少なかったです。
参道には土産物店があり、「一畑まんじゅういかがですか」と声をかけられました。
割子の出雲そばもいただけるようです。
一畑薬師は目のお薬師さまです。
このこともあり、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのブロンズ像があちこちにあります。
欲にころぶな 元気におまいり
目のお薬師さまに「心の目」をひらいていただきましょう。ないことを嘆かず、今あることに感謝をします。(吾 唯 足るを 知る・説明看板より転載)
目の前の古銭に目がくらみ、小石につまづきすってんころりん。
果報はねてまて 涅槃おやじ
「涅槃」とは煩悩が消えた悟りの心。忙しいばかりでは、本当に大切なものに気がつきません。
うんと頂く 結縁の道
「結縁」とは、仏教語で仏さまと縁を結ぶという意味。一畑名物、お茶、お饅頭、お蕎麦、美味しいものたくさんあります。
百八基灯籠に沿い先へ進みます。
すると、右手に宍道湖までずっと開けます。
絶景かな。
仁王門へ続く階段を上がります。ここは、麓から続く1,300段ある石段のうちのごく一部です。
禅の最高の境地「三昧」とは、とらわれのない無心の世界。あれこれととらわれすぎて、うろたえていたらダメ。目玉のおやじ、坐禅をして三昧に入る。喝っ!
薬師本堂にお参りします。
ここの御本尊・薬師如来は平安時代初期に漁師が赤浦海岸の海中から引き上げ、祀ったのが始まりです。このお寺にお参りすると目の病が治るとして全国から参詣者がたえないそうです。
目に爆弾を抱えるイオリちゃんの平穏な生活を祈願しました。
境内では、色とりどりの風鈴が飾られて涼しげな音色を奏でていました。
コロナ禍より始まった「風鈴まつり」で、一鈴 1,500円の奉納料で願い事を短冊に記し奉納できます。
期間は7月7日〜9月8日です。
寺務所の前に、お茶湯をいただける場所があります。
水か、温かいご霊茶(ほうじ茶のようです)がいただけます。
お賽銭を入れていただきます。
徳利にお茶を入れて持ち帰ることもできます。徳利は500円で寺務所で精算します。
茶房もあり、ぜんざいやお抹茶などいただくこともできます。
そこも目的地です。それはまた明日。
まだ続くんかい!
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【訪問日】
2024年7月30日
【一畑薬師】
電話番号 0853-67-0111