島根旅2日目
由志園で食事をしました。
菖蒲亭 名物うなぎ溶岩焼 ― 由志園にて - お茶にしよっ‼︎
最高に眺めの良い特等席で、1時間半ゆったりと食事できて良かったです。
その後、由志園の日本庭園も回りました。
ギラギラ太陽の下、いざ行かん!
「八雲の庭園」と呼ばれる演出で、霧に包まれた庭園を進みます。
結構な霧量で、涼しげな気分になります。
歩いている観光客はまばらですけど、予想していたよりは随分多い印象でした。
そんな園内には、最高に涼しい場所があります。
「牡丹の館」
牡丹の花は、5月の大型連休あたりが盛りです。
そんな牡丹の花を一年中鑑賞できるよう、空調設備の整えた施設が牡丹の館です。
館内は寒いくらいです。
一週間に一度の周期で植え替えるそうで、年中生育する苦労、開花の時期を調整する技術を考えると凄いことだなと思います。
牡丹の花って見事ですね。
花盛りに改めて来園したいと思いました。
ギラギラ太陽の下でも、庭師さんは手入れを続けていました。
足立美術館と違って、庭園内を歩ける由志園は見る向きで眺めが変わるのが面白いです。
広島の縮景園も歩けるけど、あれはビルとマンションが景色に入り込むのが残念です。
ここは大根島。高いビルなんてありません。
由志園は門脇由蔵さんが計画した庭園です。門脇由蔵は農業を生業としていたそうですが、すごいことを夢見たものですね。
風光明媚な大根島の観光資源に加えようと日本庭園を作る志半ばで他界、その志を受け継いだ後に初代園主となるご子息の栄さんが完成させました。
由志園は、1975年4月に開業しましたが、当時はまだ島でしたから資材の運搬や職人の手配など相当苦労したことでしょう。
中海干拓事業(2002年に中止決定)の一環として、1979年に陸路ができてようやく離島でなくなりました。
「ベタ踏み坂」の愛称で有名な「江島大橋」が開通したのはずっと後、2004年のことです。
由蔵さんが志した庭園ということで「由志園」と名付けられたそうです。
出雲の箱庭を目指した庭園には、滝もふたつあります。
池泉をぐるっと回る庭園だからか、どこを撮影しても人の姿が写り込みません。
おや!こびとが写り込みました😳
夏の期間中、五感で感じる「こびとづかん」2024のイベントをやっています。
※ 由志園ホームページより転載
園内のあちこちにこびとがいます。
「このあたりにいるよ」の看板で見つけようとするけど、中々見つけられません。
面白い展示です。
上の方にもいます。
時にこびとを模した何かだったりします。
天井に張り付いているって、あなた!
セミが鳴く鳴く
風鈴の音が涼やかでした。
不昧公の一代前 松平宗衍(まつだいらむねのぶ)の時代の松江藩は、災害や凶作で破綻寸前となりました。
そこを救ったのが雲州人参の栽培だったそうです。
明治時代に入り、栽培地は大根島に限られるようになったそうですが、中国産薬用人参が大量に入ってきて大根島の生産者はぐっと減ったそうです。
そこで由志園が雲州人参の再興を狙い、2009年に農業生産法人をつくり雲州人参の栽培を始めたそうです。
雲州人参の売り込みもされましたが、消費されないと生産につながりません。
元は現金収入のための雲州人参栽培だったでしょうが、今では伝統の火を消さない努力が感じられました。
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【訪問日】
2024年7月29日
【由志園】
電話番号 0852-76-2255