島根旅2日目
周囲およそ 12km のなだらかな火山島です。
およそ19万年まえの噴火でできた島で、大山や三瓶山の火山灰も堆積したミネラル分豊富な「黒ぼく土」のおかげで牡丹や雲州人参(高麗人参)の栽培で有名です。
イオリちゃんオススメ、
ボク人生初の「由志園」へ来ました。「ゆうしえん」と読みます。
1万坪の回遊式日本庭園や食事処、雲州人参ミュージアムなどがあります。
駐車場も広く、5月の大型連休には牡丹が見頃を迎えて賑わうのだそうです。
庭も良いけどカレーもね!カレーはありません。
ここは食事も魅力のひとつだと思い、要予約の会席料理を1週間前に予約しました。
その際に電話口で「菖蒲亭にお席を準備いたします。」と言われて、何のこっちゃ〜思っていましたけど、予約専用の眺めの良いお席にご案内いただきました😆
なお、食事料金に入園料が含まれるそうで、受付で予約名を伝えると係の方がお迎えに来てくださいます。
食事代は後払いです。
菖蒲亭の2階、お庭を優雅に見下ろす最高の席でした。
2階はわずか8席ですが、ボクらだけで使わせていただきました。
先付から
「地もずく」です。
落とし芋とイクラも添えてあります。
まるでボクのもずく愛に応えてくれたようで、最初からうヒヒ。
できるだけ地元の食材を使うように心掛けているようです。
もずくは主に沖縄で養殖されたものが流通しています。島根県のもずくは天然で、春から夏にかけて手作業で収穫されるため貴重なものです。
続いて八寸
「時季の八寸七種盛」
手前から時計回りに、丸十(さつまいも)、鮎甘露煮、梅甘露、茄子煮浸し、カマス寿司、朝顔長芋、そして中央が鶏松風(松風焼き)です。
目で見て楽しみ、味わってさらに楽しみ、会話を楽しみと、日本料理っていいですよね。
どれも手間もんだと分かります。
ドリンクメニュー
親戚の集まりや家族での会食に使う感じでしょうか。
ごく平均的な飲み物が並んでいます。
「ノンアルコールビール」638円(税込)をお願いしました。
ノンアルでもビールの雰囲気が十分に感じられます。
2本頼んで、喉の渇きを癒しました。
夏の庭園は、霧に包まれる演出があります。
「八雲の庭園」と呼ばれるその演出を見ていて、ここまで料理に手をつけていませんでした。
窓の外に広がる景色が実に良い。
腕物
「雲州人参スープ仕立て」
順才のぬめぬめする食感がすごく好きです。
帆立の真丈と冬瓜の腕でした。ゆずの香りも効いていて満足です。
造里
「島根県沖周辺で獲れる時季の鮮魚三種盛」
鰆、紋甲烏賊、琴浦サーモンです。
添えられたずいきも良かったです。
焼物
「名物鰻溶岩焼」
上に載っているのは「雲州人参」で、召し上がってくださいと案内されました。
苦くて、独特の香りがあります。
使ってある溶岩は、大根島の玄武岩(火山岩)です。しっかり焼いてあり、鰻のタレが音を立てて泡立ちます。
鰻はふっくら柔らか。美味しくいただきました。
揚物
「鱚天婦羅 雲州人参天麩羅」
ヤングコーン、椎茸、大根島防風も添えられています。
防風とは、写真中央の赤い軸の野菜です。セリ科の植物です。
魚へんに喜ぶと書いて「キス」、初夏が旬の魚です。
雲州人参は、天ぷらにしても苦くて独特な香りに変わりはありません。
蒸物
「釜揚げしらす茶碗蒸し」
餡かけ仕立てになっていました。
フカヒレ餡かけです。
食事
「御飯、留椀、香物」
こうして並ぶと、背がスッと伸びる気持ちです。
御飯と香物
「とうもろこし御飯」「時季の香物三種」
とうもろこしの甘みがご馳走です。
留椀
「奥出雲三年味噌の味噌汁」
湯葉が使ってありました。このお味噌がすっごく美味しい。
今までにいただいた味噌汁で三本の指に入る好印象でした。
水物
「由志園特製クリームチーズケーキ」
レモンシャーベットと一緒に。
なめらかな口当たりのチーズケーキと、なめらかな口溶けのシャーベットで、口中リセットに成功😆
仕入れにより、日々献立は変わるようです。
6,600円(税込)のお料理です。
月毎の基本の献立は、由志園のホームページに紹介してあります。
暑いので、園内を歩くお客さんはまばらでした。
個室なので、客室係がついています。
料理は1階から階段を持って上がります。
食事の最中も細やかな心遣いでした。
最後にお見送りまでしていただきました。ありがとうございました。
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【訪問日】
2024年7月29日
【由志園】
電話番号 0852-76-2255