島根旅1日目
中学生の時に仲良くしていた一人に鉄道好きがいました。
Nゲージを集めていて、鉄道写真を撮りに出かけるのを趣味としていました。
鉄道の話になると熱がこもり、面白い話もたくさん聞かせてくれました。
特に面白かったのが急勾配の話で、
JR山陽線の瀬野―八本松間では貨物列車は機関車が連結して登坂するとか、三段式スイッチバックでジグザグに上がっていくとか、話している顔つきまで覚えています。
実際に瀬野―八本松間で2023年11月6日午後に、普通列車の車輪が空転して4時間の立ち往生となりました。
雨でぬれた落ち葉でレールと車輪が空回りしたことが原因だと言われますが、急勾配ならではの事故なんだなと思いました。
三段式スイッチバックは、その時はどこにあるのか分からなかったけど、イオリちゃんも話しているのを聞いて奥出雲にあるのだと分かりました。
行ってみるよね。
三段式スイッチバックとは、短い距離での高低差をクリアするためにZ型にレールを敷き、進行方向を変えて登る方式のことです。
うまく説明できないので、3段式スイッチバック | 大好き木次線Instagramフォトキャンペーンをご覧ください。
出雲坂根駅は列車が向きを変えるひとつのポイントです。
この辺りは、中国山地の天然水が湧き出る場所で、飲めば長寿となる延命水を汲みにくる観光客もたくさん集まります。
上り下り共、1日にわずか3本の運行です。
備後落合方面へ向かう(これからスイッチバックを上る方向)列車が停車する時間を狙って来ました。
車内は満席で立ったままの方もたくさんいました。
駅に隣接して、焼き鳥や餅、すいか、メロンなどを売る露店があり人気でした。
停車時間が長く、露店で食料を仕入れる乗客もいました。
出雲坂根駅からスイッチバックの全体像は見ることはできません。
道の駅 奥出雲おろちループの売店内に、三段式スイッチバックのジオラマが展示してあります。
江上秀樹さん(元小学館・漫画編集者)の制作です。
折り返す様子がよく分かります。
さて、その奥出雲おろちループへ。
島根県と広島県を結ぶ国道314号線の坂根~三井野原区間の高低差を駆け上がるための二重ループ路です。
グルグル🌀するから「アンパンマン助けて〜」と叫びたくなります。
この高低差を避けたところに道を作れば良いのだ!
そうはいかなかったのでしょうけど。
道の駅に到着したら、見送った列車がまだまだ続く勾配を上がっていました。
その様子を観光客が写真におさめていたので気づきました。
隣接する「鉄の彫刻美術館」も見学して、
酷暑にグロッキー(死語)😱
あの雲どこまで行くんか。
この後、奥出雲の三大鉄師のひとつ絲原家の居宅「絲原記念館」へ向かいました。
…このペースでブログ更新したら、島根旅記録を終える頃には夏が終わるのきっと。
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【訪問日】
2024年7月28日
【奥出雲おろちループ】