島根へ2泊3日で旅行に行きました。
最初に奥出雲を巡りました。
JR木次線の亀嵩(かめだけ)駅舎内の蕎麦店「扇屋そば」へ行きました。
昭和48年創業のそば店です。石臼で挽いたそば粉を奥出雲の良質な天然水で手打ちしたお蕎麦がいただけます。
亀嵩駅は無人駅で、松本清張原作の映画「砂の器」の舞台となったことで有名です。
今年は、映画「砂の器」の公開から50年となるそうです。
駅前には駐車スペースがたくさんあります。
トイレも改修されたようです。
店内へは店員さんの案内があってから入るようになっています。
左手が「冷たいそば」右手が「温かいそば」のメニューです。
ボクら11時過ぎに到着したので、すぐに案内されました。
店内はテーブル席のほかに小上がりもあり、有名人のサイン色紙がずらりと飾ってあります。
ホームにちょうど、列車が到着しました。
ちょっと失礼、駅のホームへ向かいました。
ホームには、鉄道マニアの方もちらほらいて、もちろん皆さん蕎麦店も目的のひとつです。
南へ向かう出雲横田行きでした。
イオリちゃんは「月見そば」980円(税込)を注文しました。
割子そばも考えたそうですが、こちらの方がビビッときたそうです。
実に美味しいお蕎麦だったそうで、盛りも良かったようです。
…やはり、オンナの勘は当たる。
ボクは「釜揚げそば(大盛り)」1,150円(税込)を注文しました。
月見そばも釜揚げそばも出汁をかけて食べます。
奥出雲とは言え、この日は暑く 36℃ でした。
冷たいそばが人気で、釜揚げを食べるのはボクくらいでしたが、暑い時こそ熱いそばを食べるのが良いと思います。
やがてそば湯が用意されました。
釜揚げそばにはそば湯が出されない店もありますが、ボクにも準備してくれました。
そば湯を飲みながら蕎麦を食べるのが、出雲そばをはじめ、この辺りのスタイルです。
たっぷりのそば湯に浸かった蕎麦だから、香りも豊かです。
欲張って大盛りにしましたけど、普通でも十分だと思いました。
太めに切られた蕎麦ですが、喉越しが良く、とても美味しいです。
奥出雲町には、ここ以外にも蕎麦店がたくさんあります。
砂鉄を採取するため山を切り、その跡を耕地として活用するのですが、最初は痩せた畑であるため蕎麦を栽培したことで、この地に蕎麦文化が根付いたそうです。
山の土から砂鉄を取り出す「鉄穴流し(かんなながし)」によって、大量の砂が流れ着いた先が境港のある弓ヶ浜半島(日本最大の砂州)を作ったそうです。(ブラタモリで解説していました)
地形をも変えてしまった「たたら製鉄」は、蕎麦文化という副産物も生み出しました。
背景を知れば、美味しさ100倍!
こちらのお蕎麦は、土産物店でも売られているし、通信販売でも手に入れることができます。
こちらは相席はさせないので、
11時半にはたくさんのお客さんが待っていました。
早めの訪問が吉とでるでしょう。
地元広島のブログランキングに参加しています。
↓↓ よろしければクリックをお願いします。
【訪問日】
2024年7月28日
【亀嵩驛の手打そば 扇屋】
電話番号 0854-57-0034