北広島町、八幡高原に向かって車を走らせていると「パンの家 営業中」の看板が目にとまりました。
パンの家って、なんて直球で可愛らしい店名なんでしょうか。
「行ってみたら、おにぎり専門店だったというオチだったりして…」なんて意地悪な冗談言ってると、イオリちゃんがネットでサッと検索開始です。
あまり情報がないようですが、「本当に今開いているなら、絶対行ったほうがいいよ。」とのことで、細い路地に入って行きました。
薪の石窯パンの看板を掲げるお店です。
店内に入ると、オーディオシステムから音楽が流れています。男性の店主が接客してくれました。
店名から女性スタッフのお店だと勝手に想像していたので、拍子抜けしました。『初めてのご来店ですか。』とお声かけくださって、ならば是非、石窯を見て行ってくださいと案内されました。
パン販売の部屋とは別のスペースに石窯はありました。
750個の耐熱レンガを使って自作したという石窯は、手前から煙が出てその上のフードで集煙して外へ排出するようになっていました。
ピザ窯は薪を燃やしながら短時間で焼くけど、パン窯は燃えた薪を取り除いてから余熱でじっくり時間をかけて焼くんだそうです。
1回目のパン、2回目のパンと複数回焼けるのだけど、年齢を重ねるごとに長時間の作業が苦痛になるそうで、週末の営業のみとしているとのことです。
たくさんの薪が積み上げてあって、パンを焼く作業以外の準備を考えると、重労働だなと思いました。
店主は「パンが好きな妻のためにせっかくなら美味しくて安全なものを食べさせたいと思って作った窯なんですよ。」と教えてくれました。だけど、パンを販売するとなると、保健所の許可が必要で、そのためには調理室の整備など基準があるそうで、それもお金もかかるし大変だったと。
北海道の小麦で作る「石窯パン」600円(税込)を買いました。
今日は、石窯で焼くケーキは売り切れたそうです。どんなのかな、興味があります。
「妻のために」から始まったけど、今では知る人ぞ知る石窯パンとなっているようです。
ボクらの後から来たご夫婦も初めての来店でした。
今、いただいた名刺を裏返して驚いた『腹話術とピアノ・ドラム演奏のボランティアを承ります‼︎』だって。
パンだけじゃない、色々な才能をお持ちの方なんですね。
このパンね、
食べてみて、驚いた。すごく美味しい。これまで食べたことが無いような美味しいパンです。
イオリちゃんが「600円じゃ合わないだろうね」とぽつり。商売としてやってるわけじゃないんだろうね。
たまたま入ったお店だけど、また買いに行きたい。いいお店に出会いました。
時たま土日営業しています。事前確認の電話をお願いします。とのことです。
広島市内からだと、ちょっと遠いけどドライブがてら「パンの家」を計画に入れるのもこれからの季節、良いね。
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【訪問日】
2021年10月24日
【パンの家】
カーナビの場合、東八幡原261-2 で検索してください
電話番号 090-3373-6666