「嵩山(だけさん)」は周防大島にある、標高 619m の山です。
山頂には、展望台があります。
展望台から見下ろすと、瀬戸内の多島美が感じられる絶景が広がります。
この設備は「ランチャー台」と言って、テイクオフしやすくするための設備なんだそうです。
テイクオフ…一生無縁の世界ですが、この大空に飛び立つのは爽快でしょうね。
手前に広がるのが、久賀の町並み、浮かぶ島が前島です。
久賀は、昨日紹介した「あなごのさかえ寿し」がある町です。
展望台は 360° グルリと見渡せます。
反対側に回れば、安下庄側が見渡せます。大きく見える島は平郡島です。
嵩山山頂から5分ほど歩けば、まるで空中にせり出すかのような「展望テラス」もあって、こちらもかなりの絶景のようです。
ボクら食後すぐにハラハラドキドキ体験をした上に、煌々ときらめく太陽光に炙られたおかげでグロッキーのため、5分も歩くのはちょっと〜とか言い訳して断念しました。
ハラハラドキドキってナンデカ。
山頂への道路は舗装され、整備されているものの「ヘアピンカーブ」の連続で、
しかも離合困難な状況です。
ここなら離合できると言うポイントで、停車して待ってたら、免許取り立ての若いアベックにドアミラーパンチされる始末で。
下山しつつ、観光ポイントを回りました。
「岩屋権現」明治14年に岩屋神社として申請するも認可されないまま現在に至るだって!
そんな神社あるんだ、と思いながら森林浴しながら結構歩く。
すると、3本の大杉に注連縄がかけてあり、紙垂で飾ってありました。
そこが岩屋権現です。
本当にこれが、岩屋権現かなと不安になりますが、
そばの石柱に「岩谷大権現」とあるので、間違い無いでしょう。
岩屋権現をさらに進むと、嵩山山頂への登山道になっています。
地元「山口県立周防大島高等学校安下庄校舎」の新入生ハイキングの目的地は嵩山山頂のようです。高校から山頂へ、車で上がっても唸るのに、ハイキングと名のつく登山…若いっていいね。いやいや、先生方、お疲れさまです。
さらに下山しつつの観光ポイントへ。
「帯石観音」へ。石段を上がります。
境内に、結帯の大岩石があるから帯石観音と呼ぶそうです。
弘法大師にゆかりがあるようです。
観音堂に向かって左側に、
「女岩」があって、これも大きなものですが、
観音堂に向かって右側の帯石は高さ8m、周囲27mの巨岩です。
この帯石の「南無阿弥陀仏」の文字を弘法大師が投筆によって書いたとのことです。そしてこの文字、昼夜を問わず金色に輝き、航路の目印になっていたとか。だけど、墨文字はいつかは消えてしまうと、石工が文字をなぞってのみで掘り込むと、たちまち金色は消えてなくなったとの言い伝えだそうです。
この帯石はぐるっと一周できるのだけど、裏手に「帯石吉凶うらない」の説明があります。
もしも、他の人の置いた石を落としたら、自分の数え年の数の石を置けと。苦行じゃ。
観音堂に「俳句ポストつとむ君」が設置してあります。
ここの大きな集落には句会があって、それを結びつけたのが「大島郡俳句協会」だそうです。
その大島郡俳句協会主催の「俳句ポストつとむ君」で、定期的に地元ケーブルテレビ局で句会を放送しているようです。
YouTube で「俳句ポストつとむ君」と検索すると、そのテレビ番組が見られます。
帯石観音の麓には「普門寺」があります。
この奥に村上水軍の末裔「久留島主膳」のお墓があります。周防大島も村上水軍が関係してるのかっ!と驚きましたが、村上水軍解体後に、能島村上氏は屋代島(周防大島)を与えられたとのことです。
普門寺の庭からの眺めも絶景です。
歴史は全く詳しくないので、写真撮りまくって、後から調べて「ほほー」と納得するのが好きです。
イオリちゃんは、延々と一緒に歩いてくれます。たとえ全く興味が無くても。
あ、すみません、皆さんまでボクらのお散歩に付き合わせてしまいました😅
地元広島のブログランキングに参加しています。
↓↓ よろしければクリックをお願いします。
【訪問日】
2021年7月25日
【嵩山展望台】
【岩屋権現】
【帯石観音】